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終末医療をテーマにしたストーリー
今作は、人間はどういう最期がその人にとって幸せなのか、ということをテーマに据えた物語です。
主に舞台となるのは終末医療、ホスピスです。主人公は平凡な生活をしていた大学生でした。しかし夏休みのある日体調を崩して病院にかかります。そこで宣告されたのが「あなたの余命はもう長くない」ということでした。それから主人公は「7階」と呼ばれるホスピスに入院することになります。
そこで主人公はある一人の少女と出会います。彼女はセツミと名乗り、彼女もまたもう長くは生きられないという境遇を背負っているのでした。彼女は「死ぬならあなたは病院か家かどっちが良い?」と尋ねてきます。主人公はその時は答えに窮してしまうのですが、それ以降セツミとよく話すようになりました。そしてセツミの口から「私は病院も家も嫌」と言われ、二人で当てのない旅に出ることになりました。彼女は淡路島に行きたいというので当面はそっち方面に向かうことになりました。そして到着した時、彼女は「私はここでいい。今までありがとう」と言って海に身を投げ自ら死を選びます。ここで私は最期はどういう選択が1番幸せなのか、残された人間はどう言葉をかけてあげれば良いのか、というとても難しい問いを投げかけてきたなと思いました。間違いなくプレイすれば自問自答を繰り返すようなことになると思うので興味のある方は是非プレイしてみて下さい。