インスタント沼

インスタント沼

『インスタント沼』とは、2009年5月23日に公開されたヒューマン・コメディ映画。監督を三木聡、主演を麻生久美子が務めた。
非科学的なことは一切信じていない雑誌編集者の沈丁花ハナメは、立て続けに不幸に見舞われていた。ある日、母の手紙から自分の出生の秘密を知ったハナメは、行方不明になっていた父を訪ねる。父が営んでいた骨董店に興味を持ったハナメは、自身も骨董店を開業するのだった。

インスタント沼のレビュー・評価・感想

インスタント沼
10

徹頭徹尾、三木ワールド

謎めいたタイトルに予想できない展開の連続。
三木ワールドの沼に見事引きずり込まれました笑

麻生久美子演じるハナメの強烈キャラも面白かったです。

あと電球商店の怪しさに病みつきになりました。
リアルにあんな雑貨店があったら気になって入ってしまいそうです。

「インスタント沼」という謎のタイトルも、本編を見たら納得。
爽快感を味わえる色々とスッキリする作品です。

「シオシオミロ」手作りしてみようと思います。
見始めは…んーなんだこれツマンナイかもって思ったんですけど、段々沼に引きずり込まれて行きました(笑
底無しによかったです。
ハナメと電球さんとガスくんの絡みがとてもいい感じで好き。
あぁそっかー風間杜夫と松坂慶子は蒲田行進曲コンビだ!!

結局、あの手紙は電球さんには見せてないよね?なんで??
でもまあ親子って名乗り合わなくても2人は素敵な関係だな。血は争えぬって感じ。

ネタ帳を見ながらもう1回見たいような気も…する様なしないような…
徹頭徹尾、三木ワールドです。
小ネタをこれでもかと詰め込んだ120分
星5つか星1つに別れるべき作品だと思います。三木作品が好きなら見るべきです。
行間を読みたいとか、映画に芸術を求める人は、見ない方がいいです。というか、きっと腹を立てます。
日本映画にはほとんどないスラップスティックコメディの怪作です。邦画好きな人よりも洋画のB級映画好きな人におすすめです。