ZABADAK

ZABADAKのレビュー・評価・感想

ZABADAK
8

民族調の音楽が好きな人にはおすすめ

民族調の音楽が好きな人にはおすすめです。
使っている楽器はピアノ、ギター、ドラムなど普通に使われる楽器のほかに、バイオリン、アコーディオン、リコーダー、はては食事用のスプーンなども使われていて、大変ユニークな楽器構成です。
もともとは三人ユニットでしたが一人脱退し、吉良知彦、上野洋子の男女二人ユニットとなり、それから一度解散しました。
さらに解散後にZABADAKとして活動していた吉良知彦が亡くなり、現在は吉良知彦の妻である小峰公子とそのサポートメンバーによって活動しているようです。
個人的には最近ではなく、上野洋子加入時代の旧作をおすすめします。と言うのは上野洋子が脱退してから作風が変わり、それまでの持ち味である、異世界や異国情緒を感じる音楽とはだいぶ違ってしまったように思えるからです。
また透き通るような上野洋子の声もよくその世界観に合っており、最近の作品からZABADAKを知ったならば是非、旧作のアルバムも聞いてみることをおすすめします。
この時代の「桜」というアルバムが、このバンドの最高傑作ではなかったかなと、自分としては思います。これ以外にもベスト盤の「decade」や、だいぶ遡りますが「銀の三角」「遠い音楽」などがおすすめアルバムです。