ジュリエットからの手紙

ジュリエットからの手紙

『ジュリエットからの手紙』は、2010年に公開されたアメリカのロマンティック・コメディ映画。日本では2011年5月に公開されている。監督はゲイリー・ウィニック、主演はアマンダ・セイフライドとクリストファー・イーガンが務めた。
シェイクスピアの戯曲『ロミオとジュリエット』の聖地・イタリアのヴェローナを訪れたライター志望の調査員・ソフィーは、そこで観光客がジュリエット宛に自身の恋の悩みを綴った手紙を張り付けていく観光名所で、手紙の回収の手伝いをすることになる。
紛れていた50年前の手紙に胸を打たれたソフィーは、その手紙の差出人と共に「50年来の愛を確かめる」ための旅に出ることを決めるのであった。

ジュリエットからの手紙のレビュー・評価・感想

ジュリエットからの手紙
8

典型的なハッピーエンド

ロミオとジュリエットの聖地イタリアのヴェローナを舞台にした映画。
ジュリエットの家には世界中から多くの恋に悩む人からの手紙が届く。アメリカ人ライターのソフィーは、そこで50年前の手紙を発見し、返事をするところからこの物語はスタートする。50年前の差出人クレアは、返事を受け取ったことで孫息子チャーリーと共にソフィーのとこへイギリスから訪れる。チャーリーは旅の初めソフィーと共に初恋相手を探すのを懸念していた。初めはなんて無愛想で薄情な男だと思っていたが、彼のツンデレさと祖母を思う優しさがとてもハンサムに思えてくる。
この物語は祖母の初恋相手を探すと共に、ソフィーとチャーリーの恋の行方の双方の結末を楽しむことができるのも魅力の一つだ。
物語の結末がハッピーエンドになるであろうことは始まってすぐにわかるが、テンポの良さとみていて疲れない。
また使われているBGMも物語とヴェローナの街並みにぴったりだ。
とてもロマンチックな作品で、さすがシェイクスピアの作品をベースにしただけありセリフが美しい。クレアが結婚式で手紙を読むシーンではセリフがなんともロマンチック。是非とも吹き替えではなく英語でみることをオススメしたい。