ベイビィ★LOVE

ベイビィ★LOVE

『ベイビィ★LOVE』は、椎名あゆみによる少女漫画。1995年から1999年まで少女漫画雑誌『りぼん』で連載され、1990年代後半の同誌人気作品として表紙を飾った。全9巻のコミックスが発売され、全3巻からなるノベライズ版も刊行された。応募者全員サービスの非売品ながらOVA化もされている。
小学6年生でありながら、160cmを超える長身と美しい容姿を持つ有須川せあら。しかしそれは「グラマラスな女性が好み」という近所の憧れの中学生、瀬戸柊平に少しでも追いつきたいという執念の賜物であった。
父のアメリカ転勤を機にまんまと瀬戸家への居候の座を手に入れたせあらは、この初恋を実らせるべく、ますます一途に努力を続けていく。

ベイビィ★LOVEのレビュー・評価・感想

ベイビィ★LOVE
8

純粋に頑張る姿に感動

すらっとしたモデルさんのようなルックスを持つ「有栖川せあら」は、実は小学六年生の女の子。
小さい頃、恋した年上の男の子「柊ちゃん」に「お嫁さんになってあげる」と言うが全然相手にされず。
そこから何年もかけて、身長も伸ばし、大人びた雰囲気に成長し、また片思いの柊ちゃんに会いに行き、アタックするというストーリーです。
柊ちゃんも気づかないほど成長して綺麗になったせあらにもびっくりですよね。同じ女性目線からすると、ここまで頑張れる女の子の姿には漫画ながら感動させられます。何か目標に向かって頑張りたい時には背中を押してくれる作品だと思います。
恋愛要素以外にも、柊ちゃんの妹の小春や、転校先のクラスメイトとも、はじめは上手く馴染めずに苦労する場面も。
見た目とは違い、とても繊細で臆病なせあらが、段々と周りと打ち解けていく場面も見ものです。
学校や職場の人間関係など、色々と思い悩むこともあると思いますが、漫画ながら少しリアルに描かれているので、是非読んで欲しいです。
最終的にはめでたく二人はカップルになりますが、その間色々と問題が起こります。ライバルの出現や失恋など、モヤモヤしながらも結ばれる二人の過程を楽しんで欲しいです。