T-SQUARE

T-SQUARE

T-SQUARE(ティー・スクェア)は日本のインストゥルメンタルバンド。通称スクェア。一般的にはジャズ・フュージョンのスタイルとして認知されているが、当人らは「ポップ・インストゥルメンタル・バンド」と称している。1976年11月に明治大学の学生だった安藤正容(安藤まさひろ)によって結成され、1978年にデビューした。メンバーは伊東たけし(サックス・EWI・フルート)、坂東慧(ドラムス)。サックスやウィンドシンセを前面に出した音楽が特徴となっている。

T-SQUAREのレビュー・評価・感想

T-SQUARE
9

デビュー40週年を迎えたポップ・インストルメンタル・バンド

40年にわたって第一線で活躍し続けるインストのバンドは他に例をみないです。しかも、これだけのメンバー・チェンジを繰り返しながらも毎年必ずオリジナル・アルバムをリリースということも特筆すべきことでしょう。私の最も好きなアーティストなので私情が入ってしまうかもしれませんが、できるだけパーソナルな想いにならないように努めて冷静に記す、とは意識します。やはり、これだけの長きにわたって活動しているので、サウンド面おいてもデビュー時と今では全く音が違いますし、レコーディングのシステムも変わってきています。この40年間ずーっと在籍しているのはリーダー・ギターの安藤正容氏、唯1人。メンバーが替わり音楽性も変わるサウンド面の変化は、このグループ独特のものです。その中ででも触れておかなければならないことは伊東たけし(sax)の退団・本田雅人の加入でしょう。このサウンドの変化はファンにとっては衝撃的なことだった筈。そして、2000年に伊東が復帰し、安藤・伊東の2人のユニットになったということでしょう。そこからも、再びバンド形態になったりと変化を繰り返していきます。そして、節目節目のコンサートでは新旧のメンバーのジョイントが実現させるなど長年のファンには感涙モノなことも。私はこのバンド、解散するまでついていくつもりです。