Bの食卓

Bの食卓

『Bの食卓』とは、講談社の『少年マガジンエッジ』で連載していた天道グミによるファンタジー漫画作品。暴食の悪魔・ベルゼブブ。その食卓を世話するのは、「元ギロチン」の給仕・ソウ。彼はたった一人で、ベルゼブブの「食材」の準備から「後片付け」までをこなす。地獄の主従が底なしの快楽を嗜む、日常系ダークファンタジーである。

Bの食卓のレビュー・評価・感想

Bの食卓
10

色んな形の愛が詰まっています

ストーリーの冒頭からビックリしました。
なんだか、サクッと人生のパートナー見つけるみたいな展開で、物足りないなぁ、期待ハズレか、と思っていましたが、そんな展開ではありませんでした。愛の形は色々あるようです。
絵が可愛いので恐怖を感じることなく、丁度いい面白さで読みやすいです。
めっちゃ食べる物語♪読メの広告を辿って、うっかり1巻無料を読んでしまったマンガ。愛するものは『食べちゃいたい』から喰らうっていう、ベルゼブブの行動がグロいんだけど、なんか妙に可笑しかった。元ギロチン(?この設定がよく分からなかったんだけど)の従者ソウくんが無表情ながら健気にベルゼブブに尽くしていて可愛いかった。でも、最後はやっぱりベルゼブブ に喰われる最終回なんだろうか?この手の設定、大好きです!
ぼりぼり食べまくっていますがそこまでグロくないです。お話も暗いようで明るい。
どういう表現がぴったりなのかわかりませんが、色んな形の愛が詰まっています。
まさか最終巻とは知らず驚いた。食べることこそ愛と豪語するダークコメディもこれにて終了、面白く綺麗な終わり方をしていたと思う。なんと言っても最終話は見物。まさか本当にソウくんを食べてしまったのかとヒヤヒヤしたけれど、そうじゃなくて良かった。機会があればヘルズキッチンも読んでみたい。