ラリー・カールトン

ラリー・カールトン

ラリー・ユージン・カールトン(Larry Eugene Carlton、1948年3月2日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州トーランス出身のジャズギタリスト、作曲家。ベーシストのトラヴィス・カールトンは息子である。6歳の頃からギターを始め、ジャズを演奏し始める。南カリフォルニア・ビッグ・バンド・コンテストでは最優秀ソロイスト賞を受賞。1968年にファースト・アルバム『With a Little Help from My Friends』をリリースした。多数のグラミー賞を受賞しており、2010年6月にはB'zのギタリスト松本孝弘との共作『TAKE YOUR PICK』をリリースし、日本ツアーを行った。

ラリー・カールトンのレビュー・評価・感想

ラリー・カールトン
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天才ギタリスト、Larry Carlton

Larry Carlton (ラリー・カールトン)はアメリカ出身のジャズ・フュージョン系の代表的なギタリストです。彼は世界的なギターブランドである「ギブソン」のES-335というギターをメインに使用しており、彼のトレードマークとして世界的に認識されています。ES-335の売り上げにだいぶ貢献したギタリストの一人であることは疑いの余地が無いでしょう。
そんな彼の代表曲は「Room 335」という楽曲であり、このタイトルからして、彼のこのギターに対する愛情をひしひしと感じることができます。彼のギタースタイルはジャズを基調にしつつ、そこにブルーステイストとロックテイストが絶妙に混ざり合う、まさにフュージョン(融合)サウンドそのものであり、先程の「Room 335」でそのギターサウンドをこれでもかと披露しています。ジャズギターのような繊細な音使いをしたかと思えば、次の瞬間、ハードロックギタリストのようなエモーショナルなプレイ、そして甘美なメロディアスなフレーズで締めくくる…。このような変幻自在なギタープレイはまさに「ギターの天才」以外に表現のしようが無く、他の幾多の名ギタリスト達の追随を許さない存在であり続けています。