女なのでしょうがない

女なのでしょうがない

『女なのでしょうがない』とは、『マンガボックス』2015年15号から2016年24号にかけて連載していた近由子による漫画作品。単行本は全5巻。貯金額を心の支えに生きる31歳独身の青木美希。彼女の周りにいるのは「だから女は嫌なんだ」と切り捨てる上司。「結婚は? 子供は?」とプレッシャーをかける母親。上っ面の付き合いしかない後輩。「女」という重圧に縛られ、傷だらけで生きる彼女達への応援歌。

女なのでしょうがないのレビュー・評価・感想

女なのでしょうがない
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働く女子は必読です!

タイプの違う3人の働く女子達の話です。
働く女子ならきっと共感できること間違いなしです!

1人目は青木美希。31歳独身、彼氏なし。
仕事づけの日々で、唯一の趣味は貯金すること。
役職はあるものの、職場では男性社員に見下され辟易している。優秀な男性社員が同じ部署に配属され、焦るが、その後…。
過干渉の母親からは、結婚のプレッシャーをかけられている。

2人目は君島旭。青木の部下で恋に恋するガサツな大女。好き同士でなければ付き合いたくないポリシーがあるが、現実は難しい。だが、中学生のお隣さんに告白され、気持ちが揺れ動く。

3人目は、風間ちはる。青木の部下。
男ウケする巨乳で可愛らしい外見を活かし、どんな男ともセックスするが、満たされない。仕事は適当だが、真面目な青木や君島に嫉妬と羨望がある。
成り行きで上司と関係を持ち、人生が転がりだす。

この3人の女子が、お互いをマウンティングしたり、嫉妬したり、仲良くなってみたり、仕事頑張ってみたり、というような流れです。
どのシーンも、わかる!あるある!と、共感できるポイントが多数あります。
登場人物のどこかに、自分や友人を重ねながら読め、女子としては色々考えさせられます。働く女子、昔働いていた女子は必読です!