Virginia/ヴァージニア

Virginia/ヴァージニア

『Virginia/ヴァージニア』(原題:Twixt)とは、2011年に製作されたアメリカ合衆国のゴシックホラー映画である。2011年9月4日にトロント国際映画祭で初公開され、日本では2012年8月11日に劇場公開された。フランシス・フォード・コッポラが監督、製作、脚本を務めている。本作は推理小説家エドガー・アラン・ポーをモチーフに描いたミステリー作品であり、ヴァル・キルマー、エル・ファニング、ブルース・ダーン、ベン・チャップリンらが出演し、ナレーターをトム・ウェイツが担当した。
物語は、サイン会のために寂れた田舎町を訪れた三流小説家が、胸に杭を打ち込まれた身元不明の少女の殺人事件に遭遇するところから始まる。小説家は、夢の中に現れる謎めいた少女「V.」やエドガー・アラン・ポーの幻影に導かれながら、街の現在と過去に起きた凄惨な殺戮事件の真相へと迫っていく。事件の謎を紐解くプロセスを通じ、かつてボート事故で実の娘を亡くした自身の過去や現実とも向き合いながら、新作を完成させるまでが描写される。
夢幻的な映像美と幻想的な世界観の中で、喪失と再生の物語が描かれている。

4csu_ma_i_25のレビュー・評価・感想

Virginia/ヴァージニア
9

切ないミステリアスホラー映画でした。

ホラー映画でもあり、ミステリーでもあり、謎解きでもある、ちょっと変わった映画でした。
ホラー映画の中でも切ない部類に入ると思います。売れないオカルト系小説家が、ある田舎町で知り合った警察官から聞いた殺人事件に興味を抱き、それについて小説を書こうとするお話。
その殺人事件にも色んな秘密が隠されていて、眠れない夜にホテルから出て田舎町の中を歩いていると、不思議な少女に出会います。この少女が出てきた瞬間、いやいや、ちょっとどう見ても普通じゃなくておかしいでしょ!と、色んな意味で突っ込みたくなったのですが、まぁそれは見てのお楽しみということで、小説家も何の違和感も感じずにその少女と普通に接するのがまた凄いと思いました。
ただ、その少女に出会ってから色んな不思議な体験を小説家はするようになり、でもそれがやがて、警察官から聞いていた殺人事件へと繋がる鍵だということがわかります。小説家も実の娘を事故で亡くしているのですが、この不思議な体験をすることによって、その実の娘の事故の原因も自分のせいだと知ってしまい絶望に陥ります。
ですが、このストーリーを小説として書いたらそこそこの売れ行きになり、結果、小説家としては良かったんじゃないかと。
ただ、最終的にはその田舎町で知り合った警察官も実は…と、ビックリな話もついていて、結構、楽しめる映画でした。