平井堅

平井堅

平井堅(ひらいけん)とは、日本のシンガーソングライターである。バンド「サザンオールスターズ」のファンであることでも知られる。
大阪で生まれ三重で育ち、大学進学と共に上京。1992年、Sony Music Entertainment Audition -Breath-に応募し、ファイナリストに選ばれる。これがきっかけとなり、翌年にSony Recordsと契約。1995年にシングル『Precious Junk』でデビューした。
数年間ヒットには恵まれなかったが、8枚目のシングル『楽園』が大ヒットし、トップアーティストの仲間入りを果たした。2004年にリリースした20thシングル『瞳を閉じて』が映画『世界の中心で、愛をさけぶ』の主題歌に起用され、同年の年間チャート1位を記録する大ヒットとなった。
2005年、デビュー10周年を記念し『Ken Hirai 10th Anniversary Complete Single Collection '95-'05 歌バカ』をリリース。累計売上枚数が100万枚を突破する大ヒットを記録した。

go-1144286114310444611014のレビュー・評価・感想

平井堅
10

デビュー当時から現在まで、どの楽曲にも素敵な魅力が!

平井堅さんは1995年にデビューされていますが、現在でも精力的に活動されています。有名な楽曲としては、タイアップもあった「瞳を閉じて」を思い浮かべる方が多いと思います。しかし、1990年代、2000年代、そして2010年代のどの楽曲も様々な魅力があり、リスナーを魅了してくれるものです。曲のテーマも幸せな恋愛や大人の恋愛、人生の何気ない幸せや喪失感など様々です。デビュー曲となった「Precious Junk」の歌詞は、自分のありのままを受け止めようとする人を応援する楽曲であり、もっと多くの人に知っていただきたい名曲です。また、片想いの切なさや苦しさが情景描写から感じられる「even if」。「もしも」なんてないのに願ってしまう自分がいるという、馬鹿げているようで恋愛の真の醜い部分を物語っているように感じられます。「even if」のその後が描かれた「half of me」は長い年月を経て公開されましたが、こちらにも注目です。ドラマや映画等のタイアップ曲も多い平井さんですが、どれもドラマに寄り添いながらも、ドラマ抜きでも心を掴まれる楽曲となっています。「君の鼓動は君にしか鳴らせない」は毎日を懸命に生きる人々への応援ソング、「告白」は人間の醜い愛への渇望が歌われているように思われます。どの世代にとっても、いつ聞いても心を打たれるであろう、自信をもっておすすめできるアーティストです。