アメリカの人気バンド、マストドン
マストドンというバンドをご存知でしょうか。
現代のアメリカを代表するバンドで、CDは毎回ビルボードチャートの上位に食い込み、グラミー賞にも何度かノミネートされています。ジャンルはヘヴィメタル。しかしその音楽性は非常に奥深く、ヘヴィメタルという言葉だけでは括れないものがあります。
例えば2017年に発売されたコールド・ダーク・プレイス。これは4曲入りのミニアルバムなのですが、その音楽性は往年のプログレッシブ・ロックを彷彿とさせるものでした。美しいメロディ、意表を突く曲展開、高度な演奏テクニック、複雑になりすぎないキャッチーさ、これらすべてを兼ね備えた非常にハイレベルな作品です。マストドンは実力派として知られてはいましたが、ここまで奥深い音楽を作ることができるのかと驚愕しました。これからマストドンの出すアルバムがどうなるのかとても楽しみです。彼らのアルバムにコールド・ダーク・プレイスの奥深さが加わったら、とてつもない傑作が生まれる予感しかしません。マストドンは専任ボーカルがいないところも特徴。ギタリストとドラマーがボーカルパートも担当します。この手のバンドでドラマーがボーカルを担当するのは非常に珍しい。よくあんな器用なことができるなと感心してしまいます。