泣ける映画が見たいあなたにおすすめの映画「君の膵臓をたべたい」
映画の「君の膵臓をたべたい」を見ました。
高校生役の2人の男の子と女の子が役にぴったりはまっていて、そんなに有名な俳優さんたちではないとは思いますが、見事にピュアな青春物語を演じていたし、演技も良かったです。
この映画のいいところは、ただ単に女の子と男の子が恋愛するとか、好きだ嫌いだとか、恋の駆け引きとかではない点。勿論、高校生役だから若さからくる特有の男女として意識するとか、こんなことしてみたいとか、あんなことしてみたいなんて事が絡んできます。でも、それはただの好奇心ではなく、女の子が「死ぬ前にしたいこと」のリストにあるものだったから妙に納得だったし、女の子を応援したくなる気持ちになりました。
全くタイプの違う二人。男の子の方は、クラスでほとんど友達がなく常に1人で静かに本を読んでいる孤独な少年。一方、女の子はとにかく明るくクラスの人気者。ある、きっかけがあり、2人はお互いに言葉を交わすようになります。
男の子は女の子が近づいて来ることにも戸惑いますが、図書委員という接点ができた二人はお互いに全然違うタイプだということを認識しながら、よりいっそう自分にないものを求め、あこがれ続けます。主人公の女の子は死んでしまうのですが、男の子が大人になってからも死んだ女の子の存在に励まされ続ける。感動のラストです。男の子が大人になった小栗旬もよかったし、ミスチルの音楽もよかった。泣きたい人に是非おすすめです。