『Simple』を聴くということ。
《Simple》はミスチルの曲の中で一番好きな曲です。97年頃に出たdiscoveryという名盤に収録されています。付き合っている彼女がミスチルの大ファンで、この曲を教えてもらいました。ザックリ言えばラブソングですね。
昨年の夏にミスチルのライブに生まれて初めて参戦しました。有名なシングル曲ばかりを歌ってくれたので最高に楽しかったです。ライブの中盤でボーカルの桜井和寿がギターの弾き語りでSimpleを聴かせてくれました。正直、素晴らしいと思った。ピックのアルペジオでイントロを弾いた時の歓声の大きさは凄まじかったです。何よりも驚いたのは桜井さんの歌声でした。とにかく美しく伸びていた。本当の意味で日本最高峰のロックボーカリストだと思い知らされた。
ファンの大半は涙を浮かべていたように思います。それを生で聴けただけでも今回は値打ちがありました。本人的にも特別な一曲なんだと思います。『10年先も、20年先も君と生きれたらいいな。悲しみを連れ、遠回りもしたんだけど。探していたものはこんなシンプルなものだったんだ』心に染みる歌詞を書けるというのは本当に素晴らしいことなんだと体感しました。いつか僕も彼女の前でそんな風に歌えたらと思っています。