プロミス・シンデレラ

『プロミス・シンデレラ』は、橘オレコによる日本の漫画作品である。突然夫から離婚を切り出され家出をしたアラサー女子の「早梅」(はやめ)と、金持ちでイケメンだが性悪な男子高校生「壱成」(いっせい)の、最悪な出会いから始まる年の差ラブコメディ。無一文で崖っぷちの早梅は、ある日、性悪男子高校生の壱成に『金と人生を賭けた“リアル人生ゲーム”』を持ち掛けられる。ゲームを通してやがて惹かれあっていく二人が、彼らを取り巻く強烈なキャラクターたちが巻き起こす様々な問題に立ち向かっていく様子を描いた、斬新で痛快な人生のストーリー。2021年7月13日~9月14日にかけて、女優の二階堂ふみ主演でテレビドラマ化された(TBS系火曜ドラマ枠)。
マンガ雑誌アプリ「マンガワン」と、ウェブコミック配信サイト「裏サンデー」(どちらも小学館)にて、2018年1月1日~2022年3月21日まで連載。
スピンオフ作品に「#バツイチアラサー女子と男子高校生」があり(2018年6月11日より『pixivコミック』にて連載)、これは本編第1話から半年後の2人を描いた物語となっている。

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プロミス・シンデレラ
8

プロミスシンデレラ

サバサバ系アラサー女子と素直じゃない系御曹司高校生とのトンデモな交流から始まった二人の関係は、最初は恋とは言えないものだったが、徐々に互いを意識し合い、だけどやっぱりケンカ三昧、だが時にキュンとさせられる。そんな一点に留まらない歳の差恋を描いたラブコメディ。
キャラが濃い登場人物がドタバタ絡み合い、そしてシリアスな展開もありのこの作品ですが、恋愛ものとしては高校生とアラサーというある意味禁断の恋を、少女誌のようなキラキラした恋愛模様とはまた一味違う、青年誌のリアルタッチな絵柄で描写も迫力があり、それでいて登場人物達の表情も喜怒哀楽がはっきりしていてるので読んでいてとにかく気持ちがいい。
だがそこは恋愛がテーマの作品。読者自身も切なくなったり、ヤキモキしたり、登場人物達の恋模様に感情移入してしまう事も。
登場人物の顔が男女ともに良く、目でも癒されるため余計にのめり込めてしまうのだろう。
本を読み進めていくと、登場人物達はただ恋愛や日常を過ごしているのではなく、葛藤やトラウマなどに立ち向かい、日々成長していく様子も見れるので、ヒューマンドラマとして見ても楽しめる作品だ。
アラサー女子とオレ様御曹司高校生の歳の差恋は成就するのか?
最後まで見守って行きたい構成になっている。