失恋してホームエクスチェンジ?!
この作品は見終わった後、とてもすがすがしい気分になる。
恋に不器用なキャラをベテラン俳優たちが見事に演じている。仕事も恋の相手も結局手に入れてしまうなんて!でも、一筋縄ではいかない。楽しい事ばかりではない。見た後「私も変われるかも...」と思わせてくれる。恋に不器用な人、人生に疲れている人に送りたい作品。
LA に住むアマンダ(キャメロン)はキャリアウーマンだが、幼少期の両親の離婚をきっかけに、それからずっと涙が出なくなっていた。彼に浮気され、別れることに。そして休暇を取って「ホームエクスチェンジ」を決める。ロンドンに住むアイリス(ケイト)も何不自由なく暮らしていた。でも好きな相手からは「都合のいい女」にされていた。そんな相手が突然の結婚。ショックを受け、「ホームエクスチェンジ」を決める。2人はお互いの家へ旅立つ。アマンダは突然やってきたアイリスの兄グラハム(ジュード・ロウ)と会って、大人の関係に。それをきっかけに意気投合する。グラハムはまだ小さい子供がいるシングルファーザー。週末、親に子供を預け、何も知らずに酔ってアイリスの家を訪ねる。すると、美しい女性が。2人は惹かれ合い、そのうち心を通わせるようになっていく。アイリスは最初は豪邸を楽しんだが、失恋の傷が癒えないでいる。そんな中ひょんなことから、脚本家だった老人アーサーと出会う。そして、アマンダの同僚マイルズ(ジャック・ブラック)とも出会う。マイルズはアイリスの痛んだ心を癒していく。アイリスは一人暮らしのアーサーを助け、マイルズの優しさに惹かれていく。そして、ある時「都合のいい女」から決別する。アマンダはグラハムに別れを告げたが、帰りのタクシーで涙がこぼれ、笑い泣きする。そして、グラハムのもとへ。彼が好きなのだと気付く。
二人は「ホームエクスチェンジ」をきっかけに、1歩前進する。大人になっても恋することがきっかけで変われるのかもしれない。ただの恋愛物語ではない成長していく姿に感動する。現実と向き合い、奮闘する姿が心に響く。これまでにない、新しい設定も楽しんでもらえるのではないだろうか。