ちはやふる -結び-

ちはやふる -結び-

『ちはやふる -結び-』とは、2018年の実写映画。主演は広瀬すず、共演は野村周平、新田真剣佑、優希美青、佐野勇人など。『ちはやふる 上の句』『ちはやふる 下の句』の続編。3年生になった瑞沢高校競技かるた部の綾瀬千早たちが、個性派揃いの新入生たちに振り回されながらも、高校生活最後の全国大会に向けて動き出すが、瑞沢かるた部で思いがけないトラブルが起こる。末次由紀の大ヒットコミックをもとにした青春映画の完結編。

さくらのレビュー・評価・感想

ちはやふる -結び-
10

THE 青春映画

ちはやふるはTVアニメを全話観ました。映画も上の句・下の句とも映画館で観ました。アニメが大好きだったので映画も観に行きましたが、前作も今作も期待を大きくこえてすばらしい映画だと思いました。続編が楽しみな実写化映画は初めてです。
映画という短い時間に、よくここまで内容を違和感なく詰め込めたなと感動しました。最近はアニメや漫画を実写化して失敗する例をよく見ますが、この映画は最高の出来でした。カルタならではの緊張感の出し方がとても秀逸だと思います。この点は監督によって出来がかなり左右されるので、「ちはやふる」がいい監督に巡り合えて良かったと思います。映画だからこそできることが詰まっていると思います。

学年が上がったり、新入生が入部したりして、各々が自分の置かれた状況で必死にカルタに取り組んだり、他の人のことを想ったりする姿を見て、心が揺り動かされました。
こんなに泣いた映画はない、っていうくらいずっと涙が止まりませんでした。

ラストはすごく意外だったというか、どうやってそうなったってなりましたけど(笑)。言われてみれば、こんな世界線があってもいいよねって思えるような結末でした。
その間を埋めるような作品も作っていただけると嬉しいです。