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突然ですが、LUNA SEAというバンドをご存知でしょうか。
おそらく、河村隆一という歌手は聞いたことがあるかと思います。その河村隆一をフロントマン、ボーカリストとしているのがLUNA SEAというロックバンドです。
2000年に終幕、事実上の解散をしていますが、2007年の一夜限りの東京ドームライブを経て、2010年に再結成し、現在も活動をつづけています。
1990年代は日本における音楽市場が特に盛り上がっていた時期で、数々のヒット曲、有名アーティストが誕生しました。
そんな中の流行の一つとして、ビジュアル系バンドと呼ばれる、奇抜な化粧をしたロックバンド達を対象としたバンドブームというものがありました。LUNA SEAはそんなビジュアル系バンドブームの黎明期に活躍していました。正確にいうといわゆるビジュアル系という名称のカテゴリが生まれたのは彼らが活躍していた時代より少し後になりますが。
彼らがすごいのは、タイアップ全盛期の時代に、ノンタイアップのシングル曲でオリコンランキングの上位を次々に獲得していった点です。奇抜ながら妖艶で美しい外見はもちろんヒットした要素の一つではありますが、その音楽性、純粋な格好良さでその地位を自分のものにしたのです。
ボーカルのRYUICHI、ギターのSUGIZO、INORAN、ベースのJ、ドラムの真矢の5人による編成のバンドになります。そのうちSUGIZO、INORAN、Jの3人がメインの作曲者として楽曲制作を行っています。それ故、音楽性は多種多様となっており、アルバム1枚聴いても様々な音楽を楽しむことができ、飽きが来ません。
特におすすめなのがMOTHER、Styleという二つのアルバムです。先述したバンドブーム真っ只中で生まれたこの二つのアルバムは、、有象無象とも思えるロックバンドがひしめく中で彼らをトップに君臨させた理由が詰まっています。Rosier、TRUE BLUE、END OF SORROW、Desireなど、90年代にオリコンランキング上位を獲得した名曲も、この二つのアルバムに収録されています。
彼らを語る上で外せないのがX JAPANというバンドとの関係性です。
長くなるので簡単に済ませますが、LUNA SEAはインディーズでバンド活動をしていた時代、X JAPANのギタリストのHIDEに目をつけられ、YOSHIKI率いるインディーズレコードであるExtasy Recordsからファーストアルバムを出しています。
音楽性はまるで違いますが、X JAPANとLUNA SEAの間には深い縁があり、X JAPANのギタリストとしてLUNA SEAのSUGIZOが加入したように、今でも交流が続いています。
とても奇妙で面白い関係性なので、是非調べてみてください。
LUNA SEAについて語らせていただきました。ここでは語りつくせませんが少しでも彼らの魅力について伝われば幸いです。