現代ポップロック業界を震えさせる逸材
令和に現れた時代の寵児たち
という思いがこれほど似合うアーティストはいない。
ピアノロックというジャンルのアーティストはこれまで数多くいたが、
ここまでの域に磨き上げているバンドは他にはいないのではなかろうか。
しっとりと儚く、一人の女性を思いあげる歌を作り上げるかと思えば
熱く聞くものの背中を押すような力強い楽曲。
聴き心地が良い楽しい気持ちにさせるアップテンポなナンバーまで生み出すことができる
アルバムに収録されている楽曲の一つ一つの充実度。
楽曲センスの幅の広さに驚かされる。
難しいリズムの曲をグルーヴたっぷりに作り上げた編曲のクオリティ
ピアノの存在感はしっかりとありながらも
屋台骨として支えているギターやベースドラムの確かな技術。
そして、楽曲の完成度もさることながら
このバンドの魅力は何と言ってもボーカル藤原の類い稀な歌唱力によるものが大きい。
高く深く広がるような高音域でかつハスキー。
歌を歌っているにも関わらずまるでパーカッションを担っているようなリズム感が
聞くものの奥底からビートを生み出すかのようだ。
Official髭男dismは
ピアノロック、というジャンルを問わず
日本音楽シーンを背負っていくバンドだ。