よくあるメニュー
深夜だけ開く、なんでも作ってくれる食堂を舞台にそこを訪れる客たちの物語です。
なんでもといっても、食堂にある材料でできて、大将が作れるものだけなので(持ち込み食材とか、どう作るか教えるのは可)、基本、よくある家庭のメニューです。そこがいいところだなと思います。私も、夜、何食べたい?て言われたら、普通のものが食べたいものなと思います。高級な料理を出されてもピンとこないし、庶民的な料理を出したところが漫画がヒットした理由だと思います。
話は1話完結で読みやすいです。出てくる人も毎回違うけど、常連さんもいます。私が好きなのはよく食べる太い女の人とか、なかなか結婚できない3人組です。私も食べるの大好きだし、太っているのでつい自分を重ねてしまいます。きっと、他の人もああ自分に似ているなという人が出てきて楽しいと思います。
出てくるメニューでおおーと思ったのはトマトの卵焼きです。私はそんなもの食べたことなかったけど、食べてた人にはよくあるメニューだったのかもしれません。そういう料理のレパートリーを増やしてくれる漫画でもあります。ドラマ化もされました。ドラマ版の大将は小林薫さんで、よく合ってると思います。
1話完結ですし、いつまでも続いてほしいなと思います。