原作を読んでいてもいなくても楽しめるベストセラー小説の映画化作品
この作品はジャンルとしてはファンタジーということになっていますが、4作目「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」あたりからタッチが変わってきます。
闇の魔法使いヴォルデモート(本名:トム・リドル)が完全復活し、ホグワーツ魔法学校の生徒が殺されます。これ以降はハリーの身近な人が死んでいくという悲しいエピソ−ドが増えていきます。
物語が進んでいくにつれ、これはハリーポッターとヴォルデモートの因縁を描いた作品という色合いが濃くなっていきます。そして最終作「ハリーポッターと死の秘宝 PART2」で、ハリーは、自分の運命について衝撃的な事実を知ります。絶望したハリーは…。その後どんでん返しがあり、最後にハリーはヴォルデモートと決着をつけるため対決します。
伏線が見事です。いろいろありますが、例えばホグワーツ魔法学校。別名ホグワーツ城とも呼ばれています。学校がなぜ城なのかと思いますが、最終作でその意味が分かります。また、物語のキーパーソンともいえるスネイプ。ホグワーツ魔法学校の教師ですが、ハリーを嫌っている様子です。しかし時にはハリーを助けます。はたしてスネイプは味方なのか敵なのか最後の最後まで分かりません。
小説が原作ですが、映画ならではの魅力が満載です。SFXを駆使した、ほうきに乗って空を飛ぶシーンなど、スピード感あふれる迫力ある映像がちりばめられています。
原作を読んでいてもいなくても充分楽しめます。