後味の悪い映画
ザ モースト オブ 後味の悪い映画です。霧の中からモンスターが現れ、人間を襲うという話で、スーパーマーケットに閉じ込められた人々が逃げ出したり、スーパーに隠れていた方がいいと隠れたり、神の思し召しだばあさんが現れたり、軍人に責任を押し付けリンチしたりむちゃくちゃになります。霧から出てくる怪物はでかいのとか、蜘蛛の上位転換とか誰も怖いものでそれはそれで怖いですし、極限状態の人間も誰かを責めたり、変な人なのに救世主みたいに崇めたりします。ひどいな、怖いなと思いますが、わたし自身、こうなったとき平静でいられるかわかりません。主人公は小さな息子を連れた父親なのですが、その子もずっと怖がってた女先生や父親が付いてないとダメになります。フィクションの子どもって結構モンスターとかに襲われてもすぐに平気になったりしますが、本当はこの子のようにずっと怖がってると思います。この映画が後味の悪い映画として、名を馳せているのは、この親子の結末のせいで、お父さんは一生立ち直られないだろうなと思われる最後です。最初見たときは、とても落ち込みました。そして、この映画を見たことある人と話し合いたくなりました。終わり方には賛否両論あると思いますが、映画史に残る最後だと思います。