ストーリーRPGソフト感想
2013年にプレイステーション3及びビィータ用に発売された日本ファルコム制作の看板シリーズ「英雄伝説」の第3期「軌跡」シリーズの6作目にあたります。
前作まで舞台になっているエレボニア帝国を引き続き舞台に貴族派と革新派に判れて一触即発の状況の中前作にも関わった鉄血宰相の思惑を絡ませる骨子になっている事でシリーズに繋がりを感じさせる一方で、前作のキャラクターはあまり関わらないため本作から始めやすいというのもあります。
ストーリーRPGという事もあり、本筋以外でも「自由行動日」というのが設定されていて、主人公リィンを操作して任意のキャラクターとの「絆イベント」を起こすことでそのキャラクターとの友好度が上がり、それが本作の戦闘システムの戦術リンクに多いに高める効果となる他、メインキャラクターサブキャラクター問わず明確な個性が与えられていて、探索時の会話もその都度切り替わって印象深い他、釣りや依頼承諾など、ミニゲームやサブプロットも豊富で遊びごたえはそれなりのものとなっています。
本作は次回作で完結する前後編仕様になっていて、最終章で仲間の一人が実は敵勢力のリーダーだと判明し、ストーリー的には敗北のまま終わるので、次回作をクリアしないと後味の悪い終わり方になってしまっている感は否めません。