学園ベビーシッターズ / School Babysitters

学園ベビーシッターズ / School Babysitters

『学園ベビーシッターズ』とは、「時計野はり」による漫画、および漫画を原作としたアニメ作品。主人公の鹿島竜一と、その幼い弟の鹿島虎太郎は、飛行機事故で両親を亡くしてしまう。二人を引き取ったのは森ノ宮学園の理事長「森ノ宮羊子」で、竜一は羊子の言いつけによって、学校に通いながら森ノ宮の教師の子供を預かった保育ルームでベビーシッターをすることになった。子供の成長をあたたかく見守り、思春期の青春を感じることができるハートフルストーリーである。

kazu3524のレビュー・評価・感想

学園ベビーシッターズ / School Babysitters
10

漫画、アニメなのにほぼ毎回涙が出てくる感動・癒し系の作品です。

この作品を手にとった理由は、表紙の赤ちゃんとお兄ちゃんが可愛くて、所謂「パケ買い」だったのですが読んでみると1巻目から涙が止まりませんでした。
ただのお涙頂戴の作品でもありません、きちんと1人ひとりにストーリーがあり、キャラクター1人ひとりに性格もあるのが伝わってきます。読んでいて、自分も主人公たちの周辺にいる第三者の1人として楽しめる、そんな作品となっています。
主な主人公は中学3年生のお兄ちゃんと、2~3歳だと思われる赤ちゃんの2人です。ご両親は2人揃って飛行機事故で亡くなってしまい、親戚もいない彼らは途方にくれる…はずだったんですが、同じ飛行機事故で息子夫婦を亡くした人が彼らを思い、引き取ってくれたのです。その人は学校を経営しているので、学校にも困らず勉学にも集中できる環境でした。ただそこで言い放ったのが「学園の保育園のベビーシッターになりなさい」という言葉。お兄ちゃんは弟が生まれたころからお世話を任されていて、子どもには慣れているため快く了承します。
そのベビーシッターも、なんと部活の一つなのでいろいろとややこしい問題もありません。(現実的な話になりますが)
その保育園にいる子ども達も、性格がそれぞれ違っていてただ可愛いだけではなく、自然と笑ってしまう、泣いてしまう、そんな作品となっております。