トイ・ストーリー3 / Toy Story 3

トイ・ストーリー3 / Toy Story 3

『トイ・ストーリー3』(原題:Toy Story 3)は、ピクサー・アニメーション・スタジオ製作の長編アニメーション映画。『トイ・ストーリーシリーズ』の3作目にあたる。前作から10年が経過した2010年に公開された。
『2』から数年後、大学の寮へと引っ越す準備を整えるアンディに捨てられることを恐れるおもちゃたちは、不慮の事故から自分たちはついに捨てられたと勘違いし、アンディの家から脱出する。おもちゃ達が迷い込んだサニーサイド保育園は、クマのぬいぐるみのロッツォが支配する独裁的な空間だった。サニーサイド保育園に通う女の子ボニーに拾われたウッディは、仲間達を救うべく奔走する。本作はシリーズを通しておもちゃの持ち主であったアンディ達とおもちゃ達の別れがテーマの軸として描かれており、シリーズ最終作となる予定であった。しかしシリーズの人気もあり、物語終了後のスピンオフ作品なども後に発表されることとなる。

escapez3のレビュー・評価・感想

トイ・ストーリー3 / Toy Story 3
9

お別れ

トイ・ストーリーシリーズの第三弾。アンディが大学生になっちゃって、おもちゃたちと遊ばなくなるという話です。
トイ・ストーリーは始まった当初から、ちゃんと現実を見据えてて、いつかアンディとウッディたちに別れがあるということを描いていましたが、現実にそういうことが起きると悲しくなりました。おもちゃたちはみんな個性的で大好きだったので、いつまでもアンディと仲良くして欲しかったのになあと思います。ああ、この物語は最初から切ないものだったんだなと思いました。
そのあと、保育園に寄付されたときの、おもちゃと遊ぶ子供たちがまるでモンスターみたいだったのには笑いました。たしかに、あの年代の子って、おもちゃを大事にしないわけじゃないんだろうけど、むちゃくちゃに扱ったりするもんなと思いました。わたしも何個おもちゃを壊してしまったか…。
エンディングは、とても、納得のいくものでした。アンディとはお別れしてしまいましたが、ちゃんとお別れできてよかったなと思いました。おもちゃと子どもは、いつかはお別れはしなくてはいけない定めです。そのなかで、一番いい別れ方だったのではないかなと思います。ウッディはアンディとは別れちゃったけど、また新しい子と遊ぶのでしょう。見ると優しい気持ちになるいい作品です。