カーアクション洋画感想
2003年に公開されたカーアクション大作「ワイルドスピードシリーズ」の第2作目で、前作で警察官からお尋ね者になった主人公ブライアン・オコナーのその後が描かれます。
主なあらすじはマイアミで凄腕カーレーサーとして名を馳せていたブライアンはとうとう警官に見つかり連行されるも罪の帳消しの代わりに潜入捜査を言い渡され、幼馴染のローマン・ピアースを相棒に潜入捜査に加わるという流れになります。
ワイスピというと今ではすっかりスキンヘッドのマッチョマンが大暴れしている印象がありますが(笑)、初期の作品は登場する車を魅力的に描き、カーアクションや車の描写に力を入れている傾向があり、本作もそのあたりが強調されています。
本作ではブライアンの幼馴染のローマンとカーレースを取り仕切るテズ・パーカーらが初登場し、MEGAMAX以降の作品ではいつもコンビを組んでて、ローマンがギャグメーカー、テズは万能メカニックみたいに描写されていますが(これもある意味キャラ崩壊?笑)本作ではローマンが準主役で、テズがブライアン達のたまり場のオーナー的な感じで今のワイスピに慣れた目から見るとかえって新鮮かもしれません。
前延のように脳筋的な要素はまだ控えめで、シリアスなムードが漂った1作目とは対照的に陽風な作風となっていてそのあたりは見やすいと思います。
また、クライマックスで警官の目を欺くために実際に大量の車を導入するあたり、この時点でワイスピの無茶ぶりな作風が出ていたなと感じましたね(笑)。