まるでロンドン観光。壮大な世界観。
アサシンシリーズはブラックフラッグに引き続き2作品目のプレイでした。今回のシンジケートの舞台は「産業革命期のロンドン」。実際に昔ロンドンに滞在していたのもあって、精密で細部にまでこだわったロンドンの作りこみにおどろきました。産業革命時代のロンドンは、労働問題や蒸気機関の導入、そしてヴィクトリア女王、マルクス、ベル(電話を発明した歴史上の人物)など、歴史的にみても時代の大きな変革期にありました。今回の「アサシンクリード シンジケート」では、その歴史上のリアルな世界にまるで本当に自分がタイムスリップしたかのような気持ちになります。特に、マルクスの資本主義社会に対して反旗をあげるミッションには、胸があつくなりました。今回の作品では、機動性が増しており、建物から建物へ、ロープランチャーで自由気ままに移動できます。ビックベンの上空から、空を切って降りるアクションは壮大で、とても気持ちの良いものです。作品自体のボリュームとしても、一部ミッションが単調という欠点はありつつもおおむね満足です。たまーにバグが発生しますが、オートセーブ機能が搭載されているので、問題なく途中からプレイできるためそれほど気になりませんでした。