ファイアーエムブレム 風花雪月 / Fire Emblem: Three Houses

ファイアーエムブレム 風花雪月 / Fire Emblem: Three Houses

『ファイアーエムブレム 風花雪月』とは、「インテリジェントシステムズ」と「コーエーテクモゲームス」が開発したシミュレーションRPG。ファイアーエムブレムシリーズの1つで、2019年に発売された。様々な人の思惑が交差する混迷の大地・フォドラを救う為、傭兵上がりの教師である主人公が仲間達と共に立ち上がる。自らの選択が物語に大きな影響を与える他、登場人物の成長や葛藤を描く人間ドラマと見所満載。日本ゲーム大賞2020では優秀賞を受賞するなど、世間的な評価は高い。

0kgreentea358のレビュー・評価・感想

ファイアーエムブレム 風花雪月 / Fire Emblem: Three Houses
8

ここ数年のFEで一番よかったです。

覚醒やifは主にシナリオやキャラクターが不満でしたが、今作はその点がとても改善されていました。
級長の3人はそれぞれ背景や戦う理由がはっきりしていて3人ともに思い入れがあります。
級長以外の生徒たちも皆背景や心情がちゃんと描写されていて安っぽさを感じさせません。
また、シナリオのルートが4つあるのですが、ifと違ってDLC無しで全てのルートがプレイでき、しかもそれぞれのルートもしっかり作られています。
一つのルートをクリアするのに20時間以上かかるのでたっぷり遊べます。
新要素の散策も楽しいです。キャラクターはたくさんいますが、この散策のおかげで生徒に愛着が湧きます。
あとは音楽もいいですね。音楽に関しては覚醒やifも良かったですが、今作も期待を裏切りません。
主題歌のフレスベルグの少女は随所でアレンジされて流れますが、序盤の戦闘BGMで流れてラスボス戦でもアレンジされて流れるのは予想していても燃えますね。
微妙な不満点としては、いわゆる帝国ルートの章数が少ないことと、同盟ルートと教会ルートの内容がほぼ一緒なことです。
いっそ教会ルートをカットして帝国ルートを盛ってくれたほうがよかったかもと思います。
とはいえ総括するとFEらしさと新しい要素がうまく融合した良作だと思います。
なによりボリュームと細かい作りこみが本当にすごいです。