話がごちゃごちゃしすぎ
ファインディング・ニモにでてくる、ニモとマリーン親子の友達ドリーが両親を探そうといなくなってしまい、それをマリーンらが探しにいくという話です。ドリーは健忘症をわずらっているのですが、それがいつからなのかとか、ドリーと両親との関係とかがわかって、よかったです。子どもドリーの声なんてものすごく可愛くて、その声で両親を探したり、不安そうにしているところなど、もう胸がキュンキュンでした。ただ、話は詰め込みすぎててよくわからない感じでした。ドリーの水族館時代の友達や頼りになるタコなど、出てくるキャラクターが多すぎるし、みんなに話を作ろうとしすぎだと思いました。そのせいで、マリーンらはあまり出てこなくて残念です。それに、一応は現実世界の話なのに、水族館の動物、魚たちがいろいろ出来過ぎです。もう、ディズニー映画の世界です。ニモのときは、多少無理はありましたが、現実の魚ぽい動きだったのに対し、本作ではそれがあまりなかったので、そこを変えてはいけないだろうと思いました。あまりに現実離れしすぎて乗れない人が多いだろうと思います。たしかに、ニモのときもいろんな種類の海の生き物が出てきて、それもヒットの要因だったと思いますが、今回はよくばりすぎたなという感じです。