生物×身体能力の相乗効果!
ヤングジャンプで連載されている「テラフォーマーズ」の魅力をご説明します。
「テラフォーマーズ」とは
500年後の地球で起きる人類と、とある「進化した昆虫」との戦いを描いたSF漫画です。
A.とある「進化した昆虫」とは
ずばり、ゴキブリです。
ゴキブリなのですが、ビジュアルが少し変わっています(進化しています。)私達が普段から目にしてそして嫌悪するアレではなく、筋骨隆々とした二足歩行の人間型ゴキブリ、と表現すべきだと思います。
B.どうしてゴキブリがそのような姿になったのか
500年後火星への移住を計画していた人類が最初にすべきことは、火星を人が住める環境にすることだったので、「苔」と「ゴキブリ」を使って「酸素」や人類が住むのに適した「温度」を作り出すことでした。
しかし、火星でゴキブリたちは独自の進化を遂げてしまい(おそらく人為的に進化させられた可能性がある)、後に人類にとって驚異の存在になるのです。
C.人類はゴキブリにどのように対抗したのか。
人類も黙ってやられているわけではありません、人間本来の知能やスポーツや格闘技、武術に加えて、自然界の動物や植物、昆虫の筋力や特性を引き出す手術を受けた(「バグズ手術」、「モザイクオーガン手術」という名称です)戦士たちが迎え撃ち、ゴキブリたちと互角以上の戦いを繰り広げます。
D.ゴキブリと戦うだけの漫画ではない
前述の戦士たちは国籍、年齢、経歴等様々ですが、裏で糸を引いているのは各人の出身国の要人たちです。
火星に移乗すること、動植物の能力を引き出す技術を持つこと等これらは全てその国に軍事的、経済的に莫大な利益をもたらすからです。
つまりテラフォーマーズは「人類VSゴキブリ」の生存戦争であると同時に、「国同士の軍事及び経済戦争」でもあるのです。
この漫画は格闘シーンはもちろん、知略を用いた緻密な駆け引きが楽しめる名作だと思います。