RADWIMPS / ラッドウィンプス

RADWIMPS / ラッドウィンプス

RADWIMPSとは、Vo.Gt 野田洋次郎 Gt.桑原彰 Ba.武田祐介 Dr.山口智史からなる4人組バンド。略称は「RAD」。2003年の『もしも』リリースから日本ロック界の先頭集団を走ってきたRAD。『君の名は。』の音楽タイアップでその名が広まった。一方で野田洋次郎が描くストレートでどこか中毒性が感じられる歌々に魅了される根強いファンも多い。

圭之介のレビュー・評価・感想

RADWIMPS / ラッドウィンプス
10

彼らの言葉で世界が変わりました

RADWIMPSは12年前からのファンです。大学生の頃、先輩から貸してもらいました。
「有心論」という曲があります。心が有ると書いて「有心論」です。この曲を聞いて衝撃を受けました。「誰も隅っこで泣かないようにと君は地球を丸くしたんだろ」と言う歌詞が、当時、友人関係で悩んでいた私の心の中にすっと入っていき、涙があふれていましたした。彼らの歌はとても優しくて人間臭いのです。綺麗で気飾ったような歌はありません。自分を信じて生きて行こうよ!とか、自分らしくいようよ!とか、なんといいますか、まっすぐで、どことなくテンプレートかされたような言葉はありません。心から苦しいとかさみしいとか、うれしいとか、そういう表現を全力で歌っています。なので、聞いててとても痛々しいときもあれば、恥ずかしいときもあり、また、全力で自分を肯定したくなるような様々な曲であふれています。
7年前初めて絶対延命ツアーのライブに行きました。ここでもとんでもない衝撃を受けたのです。CDとライブの音の感じ方が全く違うのです。今まで散々聞いてきたCDの曲が、ライブ会場で聞くと全く違う音源に聞こえ、全身に震えが起こるのです。ドラムの振動が足に伝わり、ベースの音が心臓の音に聞こえ、目の前のギタリストの指に合わせてギターの音が聞こえる。ボーカルの声が柔らかくて美しくて、いつのまにか泣いていました。また、ボーカルの野田洋次郎さんのAMCが最高に面白いです。
是非、CDだけではなく、ライブも行ってみてください!