未来日記

未来日記

『未来日記』は、えすのサカエによる漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。『未来日記-ANOTHER:WORLD-』というタイトルでテレビドラマ化もされている。漫画は角川書店の『月刊少年エース』にて、2006年3月号から2011年2月号まで連載されていた。単行本は本編12巻、外伝3巻が発売されている。傍観者であることを望む中学2年生の主人公は、見聞きしたすべてを携帯電話の日記につけていた。しかしある日、まだ経験していないはずの未来のことが日記に書かれるようになる。喜ぶ主人公だったが、「未来日記」を持つ人間は全員で12人おり、未来日記を持つ者で次期時空王の座をかけた殺し合いが行われていることを知るのだった。

mini_soraのレビュー・評価・感想

未来日記
7

アニメ化・ドラマ化されたサスペンス漫画

ループものや時空を超えて進むストーリーの漫画は数多く存在しますが、このマンガの魅力はなんといっても、強烈なキャラクターたちだと思います。
その中でも特に由乃は、主人公に異常なまでの愛情を示し、始めはストーカーとして登場しますが、段々と立ち位置も変わってきます。ストーリーも大変面白く、一気に読み進めてしまったことを覚えています。
物語の主軸となるものが『日記』なのも、新しい発想で面白かったです。
また作中には未来日記だけではなく、様々な種類の日記が登場し、その日記の力を使った能力者もでてきます。
ストーリーの目的は、日記所有者たちによる「次期時空王の座を奪い合うこと」という、わかりやすいものなので、変に推理や勘繰ることなく集中して読み進められます。主人公の雪輝もよくいる中学生という設定なので感情移入しやすいと思います。
人気作ですので、アニメ化・テレビドラマ化されたのも頷けます。私は全て視聴済みですが、個人差はあると思いますがやはりマンガが一番好きでした。

王道なストーリーでありながら、個性ある魅力的キャラクターでより輝きが増していると思います。
登場人物たちが闘いを通して、成長していく展開は引き込まれますし、続きが気になって仕方なるかと思います。