炭鉱とフラダンスの隠された共通点
忘れた頃にまた見たくなる映画で、今回もまた忘れた頃でした。
日本アカデミー賞5冠受賞映画ということもあり、何度観ても感動して涙が溢れてきます。炭鉱という厳しい仕事をしていた時代の風景もあり、そして、新たな事業へ踏み込もうと努力して大変な思いをするそれぞれの家庭の風景、反対されてもそれを乗り越える勇気と根性、やる気と勇ましさ、何もかもが凄く心に熱く残るものばかりです。
プロは親の死に目にもあえない。
ホントそうだと思います。どんなに辛くて悲しいことがあっても表では笑顔でいなければいけないし、仕事に穴を開けられない。普通の職業だと忌引きとして休業が認められるけれど、芸事ではそれは成り立たない厳しい世界。炭鉱も芸事もどちらも厳しい世界ではありますが、命を落としても知られない暗い仕事より、命を落とす危険性がかなり低く、そして華やかに皆に喜ばれる仕事の方が全然いい。
知らない人達に新しい事を知ってもらうこと、教えることは、ホント大変なことだと思います。良く思わない人もいるのは当然。刺激が強すぎるということだってあります。ですが、それも無理に押しつけるようなことはいけないことで、地道に少しずつでも知ってもらうことこそ、本当の素晴らしさを知ってもらえるという内容の映画でした。
ちょっと自分の生活に疲れてしまった時などには、この映画を観ると何かが変わるかも知れません。