ボボボーボ・ボーボボ

ボボボーボ・ボーボボ

『ボボボーボ・ボーボボ』とは、漫画家・澤井啓夫によるギャグ漫画。キャッチフレーズおよびコンセプトは「不条理ギャグバトル漫画」である。集英社の『週刊少年ジャンプ』で2001年から2007年にかけて連載していた。TVアニメ、ゲーム、カードゲーム化するなど、大変人気がある作品だった。

kyousigaのレビュー・評価・感想

ボボボーボ・ボーボボ
9

鼻毛について吟味する

西暦300X年、世界はマルハーゲ帝国の力を示す「毛刈り」に恐怖していた。失われていく自由と平和、そして髪の毛。マルハーゲ帝国の実行部隊「毛刈り隊」の非情が横行する世の中に、1人立ち向かう男がいた。その名は、「ボボボーボ・ボーボボ」。強大なマルハーゲ帝国に対抗するその男が戦う術は…鼻毛!?

第1話から爆笑必至のハチャメチャギャグバトル漫画です。まず強大な帝国がプロパガンダとして行う毛刈り。この時点で意味が分かりません。(もちろん最大級の賛辞です。)さらに、主人公の使う鼻毛真拳。鼻毛がまさか武器になるなんて想像したことありませんよね。登場するキャラクター全てが強烈な個性を放っており、唯一の良心というか常識とも言えるツッコミ役ヒロイン「ビュティ」がまた良い味を出しています。

キャラクターは敵味方さまざまな真拳を使い、真拳を使わないものもその個性で戦う。バトルは理不尽で不条理で、意味を求めてはいけません。(賛辞です。)
童心に帰って読むだとか、ノスタルジーな感傷のある笑いはまた別の作品に任せておいて、とにかく頭を空っぽにして楽しむ作品です。
第1部のボボボーボ・ボーボボが21巻、第2部の真説ボボボーボ・ボーボボが7巻の全28巻。
最初から最後までハチャメチャであり続けるボーボボ達の戦い、抱腹絶倒しっぱなしでした。