思い出すだけで辛くなる終わり方
ミストはとても独特な終わり方をする映画だと聞いていて気になって観てみましたが、なんとも悲しい結末だったので、しばらく言葉にならないくらい寂しい気持ちになりました。バッドエンドでは有名な映画らしいのですが、優しいお父さんと素直で可愛らしい小さな息子がメインの話なので余計に心が痛みます。父子は、街でとんでもない出来事に巻き込まれます。周りで人が次々に死んでいく。助けはもう来ないと思った息子想いの優しい父親は、息子をはやく楽にしてあげようと、自らの手で息子の頭に銃を向け殺します。だけどその直後に助けが来てしまう…なんとも後味の悪い最後の結末が衝撃的すぎて、合間のストーリーの内容が吹っ飛ぶくらいでした。途中で怪物なんかも出てくるんですが、そんな事はこの映画の作中ではたいした問題ではないといいますか(笑)あともう少し早ければ息子も助かっていたのに!と、やり場のない悲しい気持ちで、映画鑑賞後も苦しくなりました。とても良い作品でしたが、あまりにも悲しすぎるので1回観ただけで十分インパクトの残る作品だと思います。気分が落ちている時に見ると余計にブルーになりそうな作品。良い意味でも、悪い意味でも一生忘れられない映画になりました。