家族の愛は偉大だと再確認させられる作品
メキシコを舞台にしたピクサー映画。音楽を禁止された家庭に生まれた主人公、ミゲルの勇気ある行動に最後まで胸が熱くなります。恋愛要素は全くありません。テーマは家族愛に分類されるかと思います。舞台になっているミゲルのいる国、メキシコには年に1度、死者が還ってくる日があり、その日はお祭りムードで迎え入れる儀式が実際にあるらしいです。作中にもそのシーンがあり、死者が死後の世界から舞い降りてきて、みんな骨の姿で楽しそうに踊っているシーンはとても幻想的で感動します!そしてミゲルがひょんな事から死後の世界へ行き、亡くなった自分の先祖と冒険し、自分の家庭が音楽を禁止されている理由を突き止めます。最後は家族と和解し、みんなで禁止されていた歌を歌いながら賑やかに終わっていくラストは涙がとまりませんでした。歌や家族、普段当たり前にあるものがどれだけ偉大で大切なものなのか、再確認させられる素晴らしい映画です。そして、死後に本当にこんな世界があったらいいなぁ…自分の先祖もこんな風に過ごしてくれているといいなぁ、とすごく感じました。バッドエンドは嫌だけど、ハッピーエンドの作品で沢山泣きたい方には、リメンバー・ミーは是非おススメです。