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おにぎらず
この漫画は子どもの頃から読んでいました。荒岩パパの作る料理は勤め人ということもあり、手軽に作れるものもあって、子どものわたしでも真似して作ることができました。おにぎらずはわたしが真似して作った料理の一つです。そのおにぎらずが時を経て、おしゃれ料理になるなんてびっくりです。それだけ、載っている料理がきちんとしているのだと思います。話は、荒岩さんが男が料理しているのを珍しいからなのかこっぱずかしいのか、隠しているのが今となっては時代遅れですが、まあ、昔ならあり得るし許せます。それに、キャラクターたちが、こぞっていい人なので安心して読めます。今は荒岩さんのお子さんも大きくなり、家を出たりして、もう荒岩さん一家が主役というか、全てのキャラクターが主役のような感じです。今日は誰が主役回かなとワクワクしながら見ています。今も面白いですが、わたしが好きなのはやっぱり初期の荒岩家が子育て世代だったころの作品です。荒岩の息子まことはいい子ですが、学校でものをこわして隠してしまったり、年相応のことをしでかしていて、共感が持てるし、そういうときどうすればいいか、子育ての参考になります。荒岩さんはそういうとき、子どものいうことを黙って聞いて怒鳴ることなく、諭していて本当にいいお父さんだなと思います。