タイピスト!

タイピスト!

『タイピスト!』(原題:Populaire)とは、レジス・ロワンサルが監督を務め、2012年に公開されたフランスのロマンティック・コメディ映画である。1958年から1959年のフランス北西部を舞台に、田舎育ちの不器用な女性が保険代理店主の特訓を経てタイプライター早打ちの世界大会を目指す姿を描いている。主演はデボラ・フランソワが務め、共演にはロマン・デュリス、ベレニス・ベジョらが名を連ねている。
物語は、フランスの田舎町で父親の雑貨店を手伝っていたローズ・パンフィルが、リジューにあるルイ・エシャールの保険代理店の秘書面接を受けるところから始まる。タイプライターの早打ちに特技を持っていたローズは、おっちょこちょいながらも仕事への採用を勝ち取る。しかし、ルイから「仕事を続けたければタイプライター早打ち大会で優勝しろ」と命じられたことをきっかけに、2人は二人三脚での過酷な特訓を開始する。ブラインドタッチや文学作品の打ち込み、ピアノやランニングを取り入れた特訓を通じて、ローズはメキメキと実力をつけていく。
地方大会を制したローズは、全仏大会を経て、ニューヨークで開催される世界大会へと進出する。ライバルである米国代表のスーザン・ハンターとの熾烈な決勝戦の最中、ローズの父から贈られた「Triumph」のタイプライターを手にしたルイが現れ、愛の告白とアドバイスを受ける。激しいタイピングの末にアクシデントを乗り越えたローズは世界記録を更新して優勝を果たし、ルイとも固い絆で結ばれるのだった。
製作面では、1950年代の女性の立ち居振る舞いを学ぶため、主演のデボラ・フランソワがオードリー・ヘプバーンを参考にし、撮影前の約半年間にわたるタイピング練習をスタントなしですべて自身で演じ切った。また、劇中には1950年代のタイプライターが世界中から約200台集められ、ピンク色の特製タイプライター「Populaire」などが登場している。公開後はフランスをはじめ世界各国で上映され、日本では2013年のフランス映画祭で観客賞を受賞するなど高い評価を獲得した。

7rca_orz_riのレビュー・評価・感想

タイピスト!
10

レトロなサクセスストーリー

田舎で育ったローズが都会に出て秘書として就職しようとします。しかし少し鈍臭い彼女は保険代理店のダンディなルイにタイプの才能があることを見抜かれ、建前は秘書として、実際はタイプの練習をするという形で就職します。ルイの猛特訓をうけながら世界一のタイピストを目指していく、というのが大まかなストーリーです。
静かなイメージのあるフランス映画ですが、この作品は全く飽きることなく見ていられます!特にタイプの大会は本当に目が離せなくて、見ているこっちまでドキドキしてしまいました。最初は二本指でタイプしていたローズがルイの特訓によって、タイプのスピードをあげ、大会でのし上がっていく様は見ていて気持ちいい!
ローズ役のデボラ・フランソワも美しい一方でキュートな魅力があります。着ている衣装もレトロで可愛らしい。またタイプライターは今では使われておらず、それもレトロな雰囲気を醸し出しています。
ローズと保険代理店店主のルイとの恋が芽生えていく様もドキドキして、目が離せない展開です。
日々の日常に疲れてしまった時などに何気なく見て、元気をもらえる作品です。また明日から頑張ろうという気にさせてくれる数少ない映画です。