聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話

聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話

『聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話』(セイントセイヤ ネクスト ディメンション めいおうしんわ)とは、車田正美による日本の漫画作品である。『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)にて2006年22・23合併号の描き下ろしプロローグを経て、同年8月の36・37合併号より連載を開始し、2024年31号をもって完結した。
ギリシア神話をモチーフに正義のために戦う少年たちの姿を描いた『聖闘士星矢』の完全新作であり、前作で言及されていた243年前の前聖戦を描く。のちに星矢の登場によって前作の正統続編として位置づけられた。連載当初は全ページフルカラーで話題を集めたが、週刊連載の維持困難やCG技術導入の背景を経て不定期連載へと移行し、雑誌掲載分がモノクロとなったあとも単行本ではフルカラーで刊行される形式が取られた。
物語は、地上歴1747年の前聖戦の時代を舞台に、冥王ハーデスの依代となったアローンを追う天馬星座の天馬やシオン、童虎たちの戦いが描かれる一方で、現代の1990年においてハーデスの剣に討たれ昏睡状態にある星矢を救うため、アテナである城戸沙織(きど さおり)が時間の神クロノスの力で瞬と共に過去へと赴くところから展開される。クロノスの悪戯によって赤子に姿を変えられてしまった沙織を護るため、そして星矢を救うために瞬や天馬が十二宮を駆け上がり、のちに一輝や氷河、紫龍らも過去へと参戦するなど、過去と現在が交錯しながら壮大な戦いと謎に挑む。

percy8278のレビュー・評価・感想

聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話
7

名作「聖闘士星矢」の正統続編!

週刊少年ジャンプの黄金期を支えたビッグタイトルのひとつ、「聖闘士星矢」の正統続編です。
ストーリーは前作最終回からの続きで、冥王ハーデスの呪いを受けて余命3日となった星矢を救うべく、アテナ沙織と瞬や紫龍たちが前聖戦の時代にタイムスリップするというものです。
過去の時代の黄金聖闘士たちは皆個性派ぞろいで、人気キャラである現代黄金のサガやシャカ、アイオリアたちに負けず劣らずインパクトがありますよ。
それに加えて13番目の黄金聖闘士である蛇遣い座まで登場するトンデモ展開が繰り広げられます。

もともと「聖闘士星矢」はジャンプ連載時には打ち切りで終わったので、最終章のハーデス編もなかば駆け足執筆による消化不良感が残りました。
その時に描き切れなかったであろう諸々の設定が、この「星矢ND」では所々に垣間見られます。

聖域のほかに神々の居住地である天界のオリンポス勢力も登場し、さらには十二神を超越する時の神クロノスまでもが登場。
未だ謎多き蛇遣い座のオデッセウスの動向にも注目が集まります。

この漫画は全編オールカラーなので、お馴染みの必殺技の応酬も美麗にして迫力満点です。

「星矢」は他の作家による別作品が多く存在しますが、やはり本家車田節が炸裂するのはこの星矢NDだけですね。