傑作2Dアクションインディーゲー『ホロウナイト』のここがすごい!4選
1.かわいいキャラ達が織りなす儚くも印象に残るストーリーがすごい!
『ホロウナイト』は横スクロールタイプの探索型2Dアクションゲーム、いわゆる「メトロイドヴァニア」と言われるゲームジャンルです。主人公は今は亡き虫たちの王国「ハロウネスト」を冒険し、王国に隠された秘密と自身に関する謎を解き明かして行くというストーリーになっています。登場するキャラクターはすべて虫がモチーフとなり、かわいいながらもどこか不気味で儚い印象を感じさせます。そんな個性的なキャラクターが織りなす物語は時に切なく、時には笑える、そしてどこか物悲しい......プレイすればするほどそのストーリーに没頭していくこと間違いありません!
2.作り込まれたマップ、冒険の舞台「ハロウネスト」の広大さと美しさがすごい!
多くの方はこういった2D横スルロールゲームと聞いて想像するのは『マリオブラザーズ』のようなステージ性の横スクロールゲームではないでしょうか?『ホロウナイト』はすべてのステージが地続きになった広大なマップになっており、その中を自由に冒険できるような探索型のゲームデザインになっています。RPGではお馴染みな「次はここに行け」や「ここはこの手段で行け」などの指示はありません。「今は手に入れた能力であの行けなかった場所進めそう」、「この場所を探索したら次はこっちに行ってみよう」など、自身で冒険の計画を立てる必要があります。しかし、マップとにらめっこしじっくり考えながら少しずつ進んでいく感覚は探索好きにはたまらないでしょう!そして荒廃した荒地、水晶が眩しい洞窟、とても暗く危険なムシが徘徊する狭い洞窟などの個性豊かなロケーションは、似た景色が一切無く、そのロケーションごとのテーマカラーが決められており非常に美しく描かれています。唯一無二の世界観は一度プレイしたら深く心に残ることでしょう!
3.決して雰囲気ゲーじゃない!ハードコアなゲーム難易度でやりごたえがすごい!
『ホロウナイト』は前述した内容から世界観やストーリーに重点を置き、難易度は大したことないんじゃないの?と思われがちですがハードコアゲーマーも唸るほどの高い難易度を誇ります。難易度選択肢はなく、プレイ中に死亡するとお金をすべて失い、魔法を使用するためのゲージ量が2/3程度になり、最後に休んだ休憩ポイントからやり直しとなります。死亡したポイントまでもう一度戻り自身の「影」を倒すことでお金とゲージが戻りますが、影を倒す前にまた死亡した場合は最初に失ったお金は永久にロストしてしまいます。ボスも一筋縄ではいかないボスばかりで「何度も死にながら覚える」フロムソフトウェアの『ダークソウル』を筆頭とする俗にいう「死にゲー」の側面も併せもちます。そういったプレイ感がコアゲーマーに受け、名作と言われる所以の一端となっています。
4.高いリプレイ性とやりこみ度、繰り返しプレイしたくなるアクションがすごい!
『ホロウナイト』では冒険の途中に「神の家」と呼ばれるエリアに行くことが可能になります。ここはストーリー進行には全く関係なく、今まで戦ってきたボスと再戦可能になるチャレンジコンテンツになります。さらに、ただ再戦するだけではなく、各ボスの難易度を上げて戦ったり、いろんなボスと連戦ができたり、魔法禁止、通常攻撃禁止のような「縛りプレイ」も可能なため非常にやりごたえとリプレイ性が高くなっています。ボスごとに装備を変えて挑んだり、相手の行動パターンを覚え、クリアタイムを意識したりとやり込みプレイヤーにとっても非常におすすめです。また、戦闘アクションとは別に非常に難しいアスレチックアクションも用意されているため『スーパーマリオメーカー』が好きなプレイヤーにもおすすめできます!
ここまで紹介してきた『ホロウナイト』でしたがおすすめ度は10点満点中8点です。マイナスポイントは、全体的なゲーム難易度が高く、ゲームが得意なプレイヤーでも難しいと感じるためライトゲーマーにはなかなかおすすめしにくい。明確な道筋や指示がないため進み方がわかりにくく、探索が好きなプレイヤーじゃないと中弛みしそうになる。主人公はデフォルメされててかわいいががっつり「虫」というキャラや敵が多くいるため、そもそも虫嫌いにはおすすめできない。という点が挙げられます。上記に当てはまらず、ここまで挙げてきたすごいポイントに興味を持たれた方にとっては満点といっても過言ではないため、やりがいがあり長く続けられるゲームを探している方はぜひプレイしてみてはいががでしょうか?