チャットモンチー / CHATMONCHY

チャットモンチー / CHATMONCHY

チャットモンチーとは、日本のロックバンドである。メンバーは、橋本絵莉子(はしもとえりこ)と福岡晃子(ふくおかあきこ)の2人。2000年、橋本絵莉子、中村ゆみ(なかむらゆみ)、石田えりな(いしだえりな)の3名でバンドを結成した。2002年に中村と石田が脱退し、福岡が加入。2004年には高橋久美子(たかはしくみこ)がメンバー入りした。
そして2005年に、ミニアルバム『chatmonchy has come』でメジャーデビュー。2006年に1stシングル『恋の煙』をリリースし、同年に発売した3rdシングル『シャングリラ』で初のオリコントップ10入りを果たした。2008年には、ガールズバンドとしては史上最短となるデビューから2年4か月での武道館公演を成功させた。
2011年、高橋が脱退し、2人体制となりBaの福岡晃子がDrに転向する。2013年、橋本が結婚していることと妊娠中であることを発表し、活動を休止させる。2014年には活動を再開させた。しかし、2017年に解散を発表し、2018年の主催フェス「チャットモンチーの徳島こなそんそんフェス2018 ~みな、おいでなしてよ!~」で活動を完結させた。

gagao344zのレビュー・評価・感想

チャットモンチー / CHATMONCHY
10

かわいくて、格好よくて、頼もしい

「チャットモンチー」は、2011年までは女性三人編成のバンドで活動し、ドラムが脱退してからは二人で活動を続けて2018年に完結となったバンドです。
チャットモンチーは最初から最後まで音楽を楽しんでおり、二人になったときは今までにない電子系を取り入れたり新しいかたちを探しながら取り組んでいるのが印象的で、こんな方法があるのかとわくわくした気持ちになりました。
今までのチャットモンチーの楽曲を全て振り返ると、メンバーの人生がとても反映していると感じます。
上京したての初々しい楽曲から、心が荒ぶったような刺々しい楽曲、ちょっと背伸びをした恋愛の楽曲、卒業の楽曲、最後はお母さんとして子供と一緒にマイクの前に立った楽曲。
様々な楽曲があるからこそ、今の自分の心情に合った楽曲に共感し、支えてもらえるような出会いがあるのではないかと思います。
楽曲のメロディ自体もおもわず体が動いてしまうような魅力的なものばかりですが、ボーカルの橋本絵莉子さんの声は、レビュータイトルにもある通り「かわいくて、格好よくて、頼もしい」です。
彼に合わせるために背伸びをする恋愛の楽曲はとても女性らしくかわいい歌声ですが、自分ひとりが残っているということを歌った楽曲ではとても荒々しくドスのきいた歌声になります。
その歌声にもとても魅了されるので、ぜひ一度聴いてみてはいかがでしょうか。
まずは入りやすいアルバムから、「生命力」というアルバムをおすすめします。