色々とシフトチェンジ
総合的にみて、時間のムダというほどではないけどアンチがいるのも納得な内容。
■よかったところ
前シリーズを善き思い出として振り返りを懐かしみながら、ツラは似ててもまったく志向性がことなる作品として割りきれれば楽しめる。
女船長が見た目もふくめ割りと好感度高い。
前作の女の子を伏線回収したところはおっ、となるポイント。
■批判的な評価が生まれた要因
①スミスやモーフィアスなど、人気キャラの姿を変えてしまったこと。特にモーフィアスの存在転換はファンにしっかり馴染んでもらうための時間が劇場映画では足りない。スミスもあの見た目あってこその部分が無くなった点は大きい。
②雑なSF設定。二人を近づけると発生する謎の超エネルギーってなんですか?
③新しい映像表現の発掘を棄てた。ネオはずっとおんなじアクションしかしてない。両手でばーん……の繰り返し。
④前作で積みあげてきたものを茶舞台返ししてしまう結末。シリーズで一生懸命ネオに寄り添って物語を追いかけてきた人にとってはいきなりハシゴをはずされた気持ちになったのでは。
⑤これは好き嫌いの部分かもしれないけど、Botを爆弾にしてビルから飛び降りさせまくるシーンは嫌悪感しかわかなかった。
メタフィクションを装うつもりなら、冒頭はゲーム会社のシーンを先にしてもよったのでは?
とか、終盤のバイクシーンはそんな新しい展開が起こらないわりに長くない?など色々気になるところはある。