素晴らしき哉、人生! / It's a Wonderful Life

素晴らしき哉、人生! / It's a Wonderful Life

『素晴らしき哉、人生!』とは、1946年に公開されたアメリカ合衆国のファンタジードラマ映画である。監督はフランク・キャプラ。
主人公のジョージ・ベイリーは、人生に絶望し橋の上から身投げを図ろうとする。そんな彼の元に見習い天使のクラレンス・オドバディが現われ、彼を救いにやってくる。子供の頃から運に見放されてきた主人公のジョージ・ベイリーが、見習い天使クラレンスの力を借りて人生の素晴らしさを再確認し、生きていく様子が描かれている。友情や家族の絆、本当の豊かさとは何かに気づく物語である。

5jpamyupi21のレビュー・評価・感想

素晴らしき哉、人生! / It's a Wonderful Life
8

暖かい涙を流したい方におすすめの一本

古い白黒の映画です。
アメリカのとある街を舞台に、一人の誠実な男の人生を描いた心温まる作品です。
この映画の良さは三点あります。
先ず、一人の男が、子供から大人になり、結婚し子供を授かって…と、どんどん話が進むため、ストーリーの素晴らしさも相まって、一気に見れるテンポの良さがあります。
次に、魅力的な登場人物。主人公のお相手の女性はとても美しく、はにかんだ仕草がチャーミングこの上ないです。彼女の内面から溢れ出る美しさは、現代の女性にはなかなか見られないものかもしれません。もちろん主人公のジョージ・ベイリーもいいやつで、男っぽくてカッコ良く、誰にでも優しく、前向きで、正義感のある街のヒーローです。他にも名演技の登場人物がたくさん出てきます。
最後に、やっぱりストーリーが最高。主人公は、海外で活躍するビジネスマンになることを夢見ていたのですが、弟、父親、街の人々のために涙を飲んで自分の夢を押し込め、半ば無意識のうちに人のために生きる選択をしてしまいます。そんな彼を最大のピンチが襲った時、感動の奇跡が起きるのです。
現代は、お金、出世、贅沢な暮らし等々、物欲に溢れた世界と言えますが、そんな時代に生きる私たちに、本当に最高の人生とは何であるかを教えてくれる映画です。
是非、クリスマスイブの夜に、大切な人と共にこの映画を見ることをお薦めいたします。