ライブパフォーマンスが神がかり!
2016年にメジャーデビューを果たしたバンド「ヤバいTシャツ屋さん」、通称「ヤバT」音源の楽しさはもちろんだが、ロックフェスやワンマンツアー、対バンなどライブを数多くこなす現場型のバンドである。
ライブのセトリはドラム「もり もりもと」が毎回作成しており公演後公式ラインでセトリの公開をしている。そんなヤバTのライブの見どころがライブパフォーマンスである。ツアーでは新曲でもなく収録予定もない持ち曲「ダックスフンドにシンパシー」を歌ったり、観客をステージに上げ演奏をさせたり、楽曲「天王寺に住みたいな」では歌詞に喜志駅から天王寺駅までの運賃が使われていることから、増税に伴い歌詞を変更するなどファンへのエンターテインメントの提供を忘れない。また、「喜志駅周辺なんもない」ではサビに瑛人の香水を混ぜたり、打首獄門同好会の「日本の米は世界一」を混ぜるなど高いアレンジ力を披露している。そんなヤバTのライブ後はSNSでも「喜志駅 万能すぎる」「ポテンシャル高すぎ」と好評でファンの中では、ライブの度に今日はどんなアレンジなのか予想がなされている。
一見やる気のない大学生バンドのように思えるが、知れば知るほど彼らのライブに対する熱い思いに魅了されていくのである。ぜひ一度ライブを見に行ってほしいと筆者は思う。