コンフィデンスマンJP -プリンセス編-

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コンフィデンスマンJP -プリンセス編-
10

今回も大満足!

人気テレビドラマの映画化第2弾。
今回の舞台はシンガポール。
世界有数の大富豪が逝去し、遺された莫大な遺産を継ぐのは彼の3人の子ども達のうちの誰なのかと世間の注目を集めるも、後継人として発表されたのは誰も会ったことが無い隠し子の名前。
世界中の詐欺師たちがその隠し子を装って遺産を狙う中、ダー子・ボクちゃん・リチャードも大富豪の家に潜り込む。
10兆円とも言われる遺産をダー子は手に入れられるのか…?
前作『ロマンス編』に登場した悪者や詐欺師たち・テレビドラマに登場したお久しぶりの詐欺師たちが本作にも登場。
毎度のごとく見事に騙される悪者にクスッとし、華麗に人を騙す詐欺師たちには感嘆する。
前作にて素晴らしいまでの伏線回収の数々を見て感じた爽快感はそこまでないものの、今作の“お家騒動”に至るきっかけを作ったのは前作に香港で暴れたダー子たち自身だったというオチには、前作とは違ったスッキリ感を覚えた。
また、これまでの作品では人の情に流されるキャラではないように描かれていたダー子だが、「この子にも母性はあったのね」と思わせるシーンがあり、そこにはホロリとした気持ちにさせられる。
今回も主題歌はOfficial髭男dism。もうヒゲダンの曲じゃなければ『コンフィデンスマンJP』ではない!と言えるほど、素晴らしい楽曲。