クルエラ / Cruella

クルエラ / Cruella

『クルエラ』とは、2021年公開されたアメリカのクライム・コメディ・ドラマ映画である。本作品は、ディズニーのアニメーション映画『101匹わんちゃん』に登場するヴィラン、クルエラ・ド・ヴィルの起源を描いたスピンオフ作品。
物語は、1960年代のロンドンを舞台に、若きエステラ(後のクルエラ)がファッション業界での成功を目指す様子が描かれている。彼女は著名なオートクチュールデザイナーに才能を見出され、彼女の創造性と反骨精神が花開いていくが、やがて彼女の闇と狂気が浮かび上がっていく。
エマ・ストーンがエステラ(クルエラ)役を演じ、エマ・トンプソン、ジョエル・フライ、ポール・ウォルター・ハウザーらが共演している。
視覚的に洗練された映像美やファッション、演技力の高さなどが評価されており、日本では5億円の興行収入を記録した。ファッション業界もテーマとなっているため、作中の衣装も話題となった。また、数々の賞にノミネートされ、アカデミー賞の衣装デザイン賞を受賞した。

0qa_chan23_srnのレビュー・評価・感想

クルエラ / Cruella
9

スタイリッシュな映像と70s音楽がたまらない!

ディズニー映画「101匹わんちゃん」の悪役、クルエラがどのようにして悪役になって行ったかの実写版映画。
アウトロー生活をするクルエラが仲間の力を借りてスタイリッシュにファッション界へのし上がり、復讐をしていく姿を70年代のイギリスのバンドを中心としたミュージックでエキサイティングしながら2時間の映画を飽きることなく楽しめました。
「さすがディズニー、お金をかけてるなぁ〜」と思えるグラフィックも見どころの1つ。
孤児になってしまったクルエラと仲間たちが生きるためにコソ泥をしながらも、クルエラの夢を叶えるために底辺でもがきながらもなんとか頑張る姿と、ファッションデザイナーのトップの生活の差が見ていてもイラっとなるほどいい演技。クルエラの刺激的で挑戦的なファッションも映画の見どころでした。ロンドンの狭い道をトラックで逃げ回るアクションシーンも見応えありました。アニメの101匹わんちゃんのクルエラからはまったく想像がつかない発想だし、アニメのクルエラはただの悪役おばあちゃんだったけど、実写版のクリエラはとても賢く、頭の切れる想像力があるパワフルな女性で、悪役でもとても惹かれました。期待していたよりもかなり良かったのです。