髭男!新感覚ピアノPOPバンド!
Officil髭男dism、通称ひげだん。2018年ドラマ「コンフィデンスマンJP」の主題歌として「ノーダウト」が起用され大ヒット。世の中へひげだんの名前を轟かせた。その後も「preteder」(MV再生回数3,4億回)、「I LOVE…」(MV再生回数1,4億回)など数々のヒット作を生み出し、2019年、2020年と紅白歌合戦に出場し絶対的な人気を手に入れた。
曲はラブソングから応援ソング、鎮魂歌など様々だが、全てボーカル兼キーボードそして作詞作曲を担当する藤原さんの経験に基づいている。彼の音楽は2の要素から出来上がっていると思う。1つは多様な経験。元ドラマーという経験をもち、学生時代もバンド活動や吹奏楽に打ち込みながら、2年間金融関係の仕事を務めていたそうだ。しかし、夢を諦められず今一度バンド活動を始め、ひげだんとして見事大ヒットを果たした。人生の苦いも甘いも知っている彼の楽曲には、人の心に寄り添い、泣きたい夜にとことん付き合ってくれるそんな魅力があると思う。そしてもう一つは音楽構成の斬新さだ。POPでキャッチ―なメロディーでありながら、ロックやメタルのような力強い構成もできる。さらにこれらの緩急の使い方が絶妙で、歌詞とリンクし感動を誘う。
ひげだんを始めて聞くなら「アポトーシス」をおすすめしたい。死をテーマにした曲。ダークなテーマながら誰もがいつか向き合うことになるそんなテーマに対し、細かい感情の表現にこだわった圧巻の曲になっている。