頑張っている選手たちを応援したくなります
これは原作がないアニメ作品なので、先が読めず毎週ドキドキしながら見ていました。
フィギュアスケートが題材となっているため、基本的なスケートのルールを知らないと始めはよく分からないかもしれませんが、見ている内になんとなく分かるようになります。
スケートシーンは実際に振付師が滑っている動画を元に作られているので、本格的で見応えがあります。
映像も音楽も繊細で美しく、ついまばたきを忘れて見入ってしまいました。
スケート選手の勇利とコーチのヴィクトル、二人の絆がどんどん強まっていくところも見どころの一つです
。所々でギャグシーンも挟まり、テンポよく話が進んでいきます。
10話のエンディングで、どうしてヴィクトルが勇利のコーチになろうと思ったのかが明かされて思わず笑ってしまいました。普段とは違う、可愛らしい二人の姿は必見です。
そんな二人が、ラスト2話で仲違いしてしまったところは衝撃的でした。
互いに意見を曲げず平行線のまま迎える最後のスケート、そして全てが終わって辿り着いた答えに感動しました。
選手として世界で活躍できる期間は、人生のほんの一部でしかない。
だからこそ、今の輝いている姿を精一杯応援したくなります。
二人のこの先の人生をもっと見ていたくなるような、そんな作品です。