天才ファミリー・カンパニー

天才ファミリー・カンパニー

『天才ファミリー・カンパニー』とは、1994年から2001年にかけて連載された二ノ宮知子による漫画である。主人公は、頭脳明晰な高校生・夏木勝幸。ハーバード大学の進学を目指してエリート街道まっしぐらだったが、母の再婚相手と義兄弟との出会いによって人生が大きく変わることになる。1999年、『あぶない放課後』というタイトルで実写ドラマ化。勝幸を二宮和也が演じた。

ktorpedo11のレビュー・評価・感想

天才ファミリー・カンパニー
9

一つの家に天才が集うとこうなる!

「のだめカンタービレ」の作者、二ノ宮知子氏の作品です。のだめとはまた違う天才がたくさん出てきます。
主人公はサラリーマンにしか見えない、ハーバード大を目指す天才高校生(そして性格が悪い)夏木勝幸。母親の再婚をきっかけに、夏木家に新しいお父さん、同い年の弟がやってきます。最初はこの新しい家族に対し、変人扱いをし心底嫌っていた勝幸。それもそのはず。お父さんは全然仕事をしないし、変な格好で家にいるし、そのくせご近所づきあいはとてもうまい。その息子の春は転校早々、学校をサボり、しかも勝幸の想い人と楽しく遊んでる!勝幸のイライラが頂点に達した時、再婚相手であるそうすけが死んだことになり(誤解なのだが)、夏木家に世界各国からそうすけを悼もうとたくさんの人がやってきます。超VIPから、強制帰国される人までその幅が広い!そんなこんなで夏木家がめちゃくちゃになるのですが、いつのまにか夏木家にはとんでもない天才達が自然と?集まるようになり、すごい大事業を成し遂げていくサクセスストーリーです。もちろん「のだめカンタービレ」同様、ギャグもあり面白いです。また、天才というのがただ勉強ができるというわけではなく、もっと大きな力があるのだという事がよく分かる漫画です。
面白く、そしてほっこりする「天才ファミリー・カンパニー」オススメです!