少年のアビス

少年のアビス

『少年のアビス』(Boy's Abyss)とは、峰浪りょうによる漫画作品、およびそれを原作としたテレビドラマである。『週刊ヤングジャンプ』(集英社)にて2020年13号から2024年34号まで連載された。単行本はヤングジャンプ・コミックスより全18巻(全183話)が刊行されている。本作は「次にくるマンガ大賞2021」コミックス部門で11位を獲得した。作者の峰浪りょうにとっては『溺れる花火』『ヒメゴト〜十九歳の制服〜』『初恋ゾンビ』に続く4作目の連載作品となる。
閉塞感の漂う田舎町で、看護助手の母、引きこもりの兄、認知症の祖母の世話をしながら暮らす高校生・黒瀬令児(くろせ れいじ)が、憧れのアイドルの少女・青江ナギ(あおえ ナギ)との出会いをきっかけに心中を持ちかけられ、町に蠢く様々な人間の欲望や愛憎に巻き込まれていくスーサイドラブストーリーである。
2022年9月から10月にかけて毎日放送の「ドラマ特区」枠にて実写テレビドラマ化され、荒木飛羽が連続ドラマ初主演を務めた。監督はかとうみさと、湯浅弘章、脚本は狗飼恭子が担当し、全8話が放送された。

4zyudai1018のレビュー・評価・感想

少年のアビス
10

ドロドロしてるけど見入っちゃう

広告で知って読みはじめましたが、最高。こんな漫画を待っていた!
ストーリーが作りこまれていてまるで小説を読んでいるよう。幼馴染、親、進路……様々な理由により町から出られない主人公の心情が描かれている作品です。
主人公が直面している状況が実際にありえるからこそ共感してしまいました。誰もが一度は思ったことがある心の闇の部分を丁寧に描写するのがとてもうまい!ストーリーが進むにつれ、どんどん悪い方向に追い込まれていって、見ていてハラハラしてしまいます。見てられないくらいドロドロしたストーリー展開と登場人物たちの心情を繊細にかつ美しく描く作画のコントラストがとても魅力的です。
スーサイドラブストーリーだけにいろんな意味で刺激的かな?初めて読んだときはHなシーンもあって驚きましたが、後から思い返すと人間の本能的な部分もしっかりと描かれていることでよりリアルになり、今後どうなっていくのか気になりました。
本作のタイトルにもあるように、アビス(深淵)、少年の闇の部分が描かれている作品です。私のようにドロドロした人間関係が好きな方や、主人公と同じ高校生、田舎暮らしをしている方、などにおススメです!
ぜひ読んでみてはいかがでしょうか?